ネイズプロジェクト 未知なるターゲットとの未知なる感動を・・・

SWITCH BACK - Colum 03
SWITCH BACK ムービングコンセプト "SQUIDING(スキッディング)"

ルアーフィッシング(疑似餌釣り)しかやらない方へ。

あなたはなぜルアーなのですか?
餌釣りは嫌いですか?

ルアーで釣りたい理由はなんですか?

手軽、手が汚れない。餌は釣れて当たり前。餌が臭い。スマートじゃない。
仕掛けが面倒くさい。餌買うのがいや、触るのがいや。ジジ臭い。なんとなくカッコいいから。
流行ってるから。TVで見たから。なんとなく楽しそう。

上記の様々な意見ごもっともだと思う。
しかしながら、なんか餌(餌釣り)のマイナス要因から消去法やイメージだけでルアーフィッシングを選択していないだろうか?
それは、「ルアーの本質を理解」して楽しめてはいない可能性がある。

ルアーを使う釣りの本質的な醍醐味とは

無機質な金属やプラスチックといった素材で出来ている偽物に命を吹き込み、アングラーが司令塔となりルアーを最前線の舞台(海中)に送り込み魚を引き寄せ、きっちりと仕事をさせる。
大げさに言えばアングラーは軍や警察の司令官。さらには舞台やTVの俳優を指示し、魅力を最大限に引き出す演出家や監督。そのような役割を担っているのではないでだろうか?

しかしどんなに優れた指令官や演出家や監督でも隊員や主演俳優が無能であったり大根ではどうにもならないだろう。素質や能力を持った隊員や俳優があたかも自分の手足のように動いてくれるということが大前提にあるのは言うまでもない。

しかし、その隊員や俳優を活躍させる場所はアングラーが行った事の無い未知の海中。

「深く」「冷たく」光もろくに届かないような世界。

数十気圧にもなる水圧。

人類が住みうることの適わない近くて遠い世界。

そんな海中のルアーにアングラーは思考を働かせ海中を精一杯イメージして、細い釣り竿とリールから繰り出される細い釣糸を通してのみ、指令を伝えることが出来る。

そんな展開のゲームなのだ。
そんなわくわくする楽しい遊び、なかなか無いと思う。

そして指令が成功しイメージ通り魚がルアーに喰い付きバイト(魚信)を感じたときの嬉しさ。
自分の力で手にした海からの贈り物はかけがえの無い感動と喜びをアングラーに与えてくれるのだ。

なぜSquid(イカ)?

イカ類は魚にとって高たんぱくで栄養価が高く、捕食時に食道につかえて死活問題となる魚の背びれの骨も無くまさに格好の餌であるのは言うまでもありません。
泳がせの生きえさとして使っていると、アジやイワシなどの魚餌と比べて圧倒的に飲み込むのが早いことから喰いやすい餌であると実感していました。
しかし魚以上の瞬発力と予測以上の動き、さらに墨による分身の術や、体色を岩や水色に合わせカメレオンのように変化させる能力。

"魚がイカを捕らえるのは、絶対にそうたやすくは無いはず"

そう、たいていの魚は常日頃からイカを食べようとして追いかけて失敗した経験則からか、イカをあまり深追いしようとしない。
海中の自然界では無駄なカロリー消費は即、死に繋がる行為である。
またバイトしかかっている時間はもっとも外敵から狙われやすい・・・。
特に百戦錬磨の頭が良い大型の魚ほど無駄な動きはしないという傾向は顕著である。

泳がせの餌で使っていると生きが良く動きの良すぎるイカは思ったより魚がバイトしてこないことから推測できる。
もちろん人間とて水中でイカをたやすく捕まえることは出来ない。
そんなイカでも海中で観察すると弱点があることに気が付く。

そのタイミングではタモ網でも捕まえることが可能である。

そのタイミングとは・・・。

イカが魚を捕食または捕食しようとしているときなのだ。

ではイカの形状を思い出してみよう。

イカは泳ぐときは、目と目の間にある「ろうと」の両側の開口部から外とう腔に水を吸い込み、環状筋を収縮することで外とう内の水を勢いよく「ろうと」の先から噴射され推進し泳ぐ。
しかし、「ろうと」の近くの足で魚を取り込みくわえているときには十分なスピードがだせないはずだ。
そのタイミングではイカは容易に魚に捕食されてしまうのだ。

魚にとっては漁夫の利。イカと小魚を同時に食べることが出来る最大のチャンス!
と、いうことは魚を狙う時のイカが最も魚に狙われているのではと推測し、魚を捕食するときの動きを再現した動きをルアーに与えてみたのだ。

イカがベイトを捕食するべく、足を広げながら通常の進行方向(頭側)とは逆に戻ろうとする直線的な動き。

その動きを「ザ・スイッチバック」はアングラーの操作によって引き出すことが出来るのである。

イカが触腕を伸ばして獲物を捕食しようとする動き。
その動きこそがこのルアー「ザ・スイッチバック」の開発の最大の目的とし
スキッディング」と命名。
このルアーを手にしたならば是非、魚を捕食するイカの姿をイメージしながら
直線的に海中をSQUID(イカ)スキッド(滑る)するように泳がせてみていただきたい。

自分でイメージしてヒットさせた喜びと共に「マイフェイバリットフィッシュ」をきっとあなたにもたらしてくれるはずだ。


Good luck!! Good fishing!!

by NEIS Chief Designer Shinichi Akiyama

Column